博物館の改修、ミュージアムショップを考える

1月31日の古生物学会夜間小集会のレポです

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色々とこまごましたお話もあったため、全て載せるわけには行きませんが、流れに沿って紹介したいと思います。

さすがに全て書くわけには行きません。ここに書くには書ききれない内容になって、逆にうれしかったものです。普段よりつまらないかもしれない、ブログのスタートです。

なぜ、この企画をたてたのか?
豊橋市自然史博物館や瑞浪市化石博物館をはじめ、各地の博物館はそろそろ改修を行わなければならない時期にきています。豊橋市自然史博は0年代中盤から改修が始まりこれまでに古生代、中生代展示室の改装が終わり、昨年はミュージアムショップをリニューアル。来年からは次の実施計画として新生代展示室の改修計画がスタートします。
すでに、こちらをはじめ標本の寄付がはじまっていますので、年度明けから加速していくでしょう。

さて、それ以外の博物館についても、基本構想を練り始めています。では、その実体は、というと基本構想などは冊子媒体になっているため、見ることはできますが、中々直接話し合うこともできない、特に研究者同士では、ということで、学会の場でこのような情報交換をするのはどうか、と思ったわけです。

基本的に古生物学会は研究発表の場ですので、博物館の展示だと博物館協会のような場になってしまう、しかし古生物学会だと同じ分野の研究者だけが集まる皆の意思疎通がしやすい場で意見交換をする機会があってもいいかと思います。


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そんな感じで、開始はミュージアムショップから。予想以上の参加者がありました。博物館関係者が多いですが、予定通り。

なんと!今回は松岡館長自らがお話されます。豊橋の館長は、研究職が館長になります。学芸員、古生物学者の視点を持ちつつ、行政の視点でも考えることが出来る方の話を聞こうというのも今回の目玉の一つ。
研究者の目を持ちつつも、行政の考え、来館者の考えを述べられました。

また、今回は講義室で意見をやり取りするというものではなく、館内を歩きながら踏み込んだ話し合いをしていくというスタイルにしました、まさに博物館で開催される学会ならではです。

心配だったのは話しに熱中しすぎて全て回れなくなる恐れがあること。そのため、事前にルートを確認、ショップ、メイン展示と新生代展示室を主にして他は流し、詳しく見たい場合は翌日にするということにしました。

最初にショップについて。豊橋は、昨年から新しい業者さんに委託してショップ運営を行っていますが、これまでと違うのは、限られた空間を用意してはい、どうぞ、という方法ではなく、ショップと協議して、必要なスペースを博物館側が用意するという方法、そのため、広さはこれまでの2倍になったそうです。逆に言うと、これくらいの広さがないとショップとして運用できないということらしい。委託ではあるが、条件にオリジナルグッズの共同開発を盛り込むなど、博物館とショップが協力しながら運用していく姿がみてとれました。

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そして、グッズ開発の方法として、小田先生が解説。イラストを発注したときの版権だったり、どのように製作するか。「フォトショとイラレがあれば最低限できる」というのは、そうですね、学会で発表される方、学芸員の方はこのあたりのソフト使えますからね。イラストを発注する時に展示以外でも使うかも、5年先のことも考えて発注する必要がある。あとは、きっかけとノウハウといったところでしょうか。
ミュージアムショップは最近では軒並み売り上げが落ち、業者が撤退傾向にある、でもオリジナルグッズがないと博物館の魅力も落ちる、という問題が出てきていますが、豊橋は売り上げが80%上がったそうです。今後のモデルケースになるのではないでしょうか?

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続いて館長の解説のもと、この博物館の基本計画などを聞きました。ちなみに、この展示物もしっかりとした意図があってこの場に展示されています。
なお、豊橋ではスタンプラリーを実施しており、達成者には館長が直接館内を案内してくれるそうです、どんな意図があるか?皆さんスタンプラリーやってみませんか?


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続いて、展示を見学。といっても、この展示物がどう、とかいう話ではなく「この展示はこれこれの計画によって、これこれの予算によって、こういった視点でつくった」という話しです。まあ、関係者以外だと面白くないかもしれません。
例えば、豊橋の場合、子供の目線を70センチに設定してそこに実物を展示、解説は四コママンガで、大人の目線には学術的な解説パネルを設置し、2種類のパネルで来館者の対応をしているそうです。

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と、このような感じで進みましたが、議論も活発に行うことが出来ました。印象に残ったのは、計画のどの段階でどの専門家をいれるか、例えば復元画を導入する場合、最後の段階での発注でよいのか、計画の時から加わる必要は無いのか、その点に関しては三重県博のケースが参考例になりました。
豊橋の場合は展示施工業者を公募によって選定し、その業者が復元画を発注するという流れですが・・・これがすべで手は無いよということ、他の博物館が今後どのような感じで施工を行うのか、これも見ものでしょう。

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最後は来年度から改修がスタートする新生代展示室で議論して終わり。そろそろ改修が現実的なものになってきたことが、皆さんとのやり取りから伝わってきました。あくまでも、1つの例に過ぎないかもしれませんが、情報交換という点においては充実した内容になったのではないかと思います。

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あくまでもきっかけ作りですが、今後博物館改修の際には豊橋市自然史博物館を視察地の一つに選んでみてはと思います。そうなったら企画したかいがあったと思います。
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